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川端康成生誕の地は、大阪天満宮のすぐそばにある!!生誕地跡へ行ってみた

川端康成生誕之地碑

南森町は川端康成が生まれた土地

トンネルを抜けるとそこは雪国だった――。

かの一文で毎度おなじみのノーベル文学賞作家・川端康成が生まれたのは、大阪天満宮のすぐそばです。

南森町です。ナンモリです。大事なことなので正式名称と略称で2回言いました。

いやー本当に、ナンモリって奥が深いです!

日本人初のノーベル賞作家が生まれた土地でもあるんですね。

歴史が豪華すぎる!!

大阪天満宮や天神橋筋商店街を始め、いろんな見所が混ざっていて飽きません。

梅田のような最先端の街、京都のような由緒正しい街も素敵ですが、

なんかごちゃごちゃしてるけど色々あるよ!

古いのも新しいのも混ざってるよ!

っていう、ナンモリの雑多な感じが好きです。

楽しさや遊び心や意外性をつめこんだ、おもちゃ箱みたいな街。

そんなごちゃっとした素敵な名所の中のひとつ、川端康成生誕之地には、現在、小さな石碑が建てられています。

川端康成生誕之地碑

川端康成生誕之地碑

まあ名所といっても、あるのはこの石碑だけです。

川端の生家があった場所には今はマンションが建てられ、その入口に石碑がひとつ、残されているだけ。

以前は「相生楼 (あいおいろう)」という老舗の料亭でしたが、2017年に今のマンションに建て替えられました。

たったこれだけと言えども、かの文豪の生誕地ですからね。石碑もどことなく貫禄のある佇まいをしています。

管理人はナンモリに引っ越してきてからしょっちゅうこの生誕地跡を通っていて、最初は気づいていませんでした。何せこじんまりとしているので・・・素通りしちゃってました。

ある時この小さな石碑を見つけてびっくらこいた覚えがあります。え、川端康成って書いてあるの? 川端康成ってあの川端康成? みたいな(他にどの川端康成がいるのか)。二度見か三度見しましたよ。なんかしれっと佇んでますからね、「前からここにいますけど何か?」みたいな顔してますから、この石碑。

時代は違えど、日本が誇る文豪の生誕地がこんなにご近所だったことにテンション上がっちゃいました!

石碑には下記の文章が刻まれています。

川端康成生誕之地碑

「伊豆の踊り子」「雪国」などの名作で日本的抒情文学の代表作家とされる川端康成は短編小説の名手として国際的に知られ、昭和43年(1968年)に日本人では初めてノーベル賞を授与されました。彼は明治32年(1899年)6月14日の生まれで、生家は料亭相生楼敷地の南端あたりにありました。

ちなみに管理人は「抒情歌」が好きです。愛する人を亡くした女性の心情が、小説の中に霊魂でも乗り移っているんじゃないかと思うくらい研ぎ澄まされた、美しい文章で語られているのが印象的でした。

川端康成の略年譜

川端が生まれて間もなく父・母ともに亡くなり、川端は姉とともに母方の祖父母の家(現・茨木市)に引き取られます。

中高生時代は優秀な成績を納め、才能の片鱗を見せながら過ごしていたそうですが、16歳になるまでに姉・祖父母、すべての肉親を立て続けに亡くしています。

“天涯孤独”となった川端は、寄宿舎生活を経て旧制一高(大学進学のための予備教育を行う教育機関)へ進学し、大阪を離れます。

旧制一高から東京帝国大学(現・東京大学)へ進学。卒業後は東京で作家の道を歩み始め、「伊豆の踊子」「雪国」「千羽鶴」「古都」などさまざまな名作を発表。

そして昭和43年(1968年)、69歳の時、日本人として初のノーベル文学賞を受賞。それからわずか4年後の昭和47年(1972年)、逗子の仕事部屋で自死。72歳の生涯を自らの手で終えました。

肉親の死、天涯孤独、ノーベル賞受賞、自死・・・壮絶な人生ですね。肉親の他にも多くの友人や師を亡くしていたり、三島の割腹自決も川端が亡くなる少し前の出来事ですね。そういった否応なく押し寄せる経験が、川端の鋭い死生観につながったのですね。

色々調べているうちに、茨木市にある川端康成文学館も気になってきました・・・そのうち行ってみたいです。

生誕地へのアクセス

住所:〒530-0041 大阪市北区天神橋1丁目16−12

川端康成生誕之地

大阪天満宮正門の向かい、やや東側です。現在は北区天神橋ですが、川端が生まれた明治32年(1899年)当時は北区此花町でした。

大阪天満宮正門の向こうは天神橋筋商店街。商店街から国道1号線へ出ると大阪地下鉄の南森町駅、JR東西線の大阪天満宮駅があります。

反対側の道をまっすぐ行くと府道30号線に出ます。象印さんやマキタさんがある、天満橋の方面です。

さすがにこの石碑を見るためだけにナンモリへ行くぜ! というのもアレなので、大阪天満宮や天神橋筋商店街も併せて立ち寄ったり、あるいは茨木市にある川端康成文学館など、川端縁の地をめぐるのもおもしろいと思います!